焔すばる先生の発明品と百合における道具の使用について-次は百合おっパブ??
夏コミは不参加だったので、ここ最近の百合同人誌摂取は一部の同人誌を通販した程度だ。
購入したのは小悪魔のリドルという劇薬を二冊、そして焔すばる先生のレズエステ本だ。
小悪魔のリドルの破壊力は今更語るまでもないけれど、レズエステもかなりの力があるレズセックス本だったし、なによりさりげなく凄い発明があったと思うのでコレを解説したいと思う!!!
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— 焔すばる◆C90新刊委託販売中 (@Blood_Edge) 2016年8月12日
今回紹介するレズエステ本の正式なタイトルは『どきどき★ガールズエステ』という。
内容はそのまんま、いわゆる『マッサージもの』のレズセックス本だ。
エステに憧れたJCちゃんが適当に選んだ店はいかがわしいお店で……!? という直球で小細工なしのレズエステをキメることができるだろう!
可愛らしい女の子があれよあれよという間にエスティシャンのお姉さんに弄られてしまって、そのままレズセックスにもつれこんでいく描写はエロ本としての強度もしっかりと備えているぞ!
でも個人的には、もうちょい女の子がネチネチネチネチ施術されてから、誘惑に負けてお姉さんを受け入れちゃう展開の方が好きかもしれない……。これは前置きはいいからさっさとレズセックスしろ派には悠長すぎる展開だと思われるだろうし、レズセックスのスピード感というのは難しい調整を必要とするね……。
このマッサージもの*1というのはAVでは比較的見かけるジャンルだと思うんだけど、コレが印刷物に変わると急に数を減らしてしまう。くわえて百合系統となれば、それはもうきわめて希少だ。
そんな中で先生が百合ソープに続いて、レズエステ本を出してくれたことには大きな意義があると思うんだ!
焔すばる先生はこれまでにも結構レズセックス本*2を出していて、最近では百合風俗シリーズとでもいうべき作品が続いている。
レズセックス本というと、もっぱら恋人同士のスキンシップの延長という扱いのものが多くて、レズセックスだけで突っ走るストロングスタイルの作品は少ない。
百合本をエロ本として消費することを忌避する層もいるとは思うんだけど、女の子がモブおじさんならぬ中指お姉さんと無責任にレズセックスすることだって間違いなく百合だと私は信じてるよ!!!!
こうしたレズセックスに特化した方向性というのは百合の多様性*3を維持するという点でも大切だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!
で、タイトルの大発明についてなんだけど、このレズエステ本ではこれまでのレズセックスでは見たこともない画期的なガジェットが使用されている。
レズセックスに関してだけは相当数摂取してきたけど、あんなガジェットは初めてだった!
たぶん初めて発明されたものじゃないかな???
『どきどき★ガールズエステ』自体の感想は見かけても、アレに関しては全然触れられていないので、ここで紹介するしかあるまい。
さて、どういう発明なのかというと双頭ディルドに匹敵する百合性具が、今回の作品では使用されている。おそらく世界初の試みだ!
元ネタとしてはおそらくこのあたりのアイテムだろう。(リンクはアダルトグッズのページだから気を付けてね!)
詳しい使用方法はリンク先で見てほしいのだけど、簡単に言えば乳首を責めるためのアイテムだ。本作ではこうした性具にさらなるレズ工夫が施されているんだ!
ここでは便宜的に両面ニップルドームと命名させてもらうよ!
正確なビジュアルは本文をあげるのもアレだし是非自分の目で買って確かめてほしいのだけれど、文章では表現しにくいので画像を用意した。先ほどのリンクとあわせてだいたいこういうものなんだなぁって思ってくれたらありがたい。
……うん、なんの図なのかわからねえな!
とにかく解説しよう、ニップルドームというものは胸に装着して使う。胸にコレを乗っけるんだ。図の赤い部分がモーターで回転振動して、装着者に刺激を与えるわけだね。
で、レズエステで使用されたものの画期的なところは、図の青い部分が追加されている点にある。この部分が赤い部分と連動して回転振動することによって、自分のみならず密着した相手にも愛撫することが可能になっているんだ!!!
(8/28 構造的な問題で振動しかできないとのことなので修正)
エロメディアにおけるセックスの描写というのは、一方的なものではなく、お互いが気持ちよくなっている描写が用いられる。
男女と男男だったら粘膜で連結することで、お互いイイ感じになることが可能だ。
ここでレズセックスには問題が生じる。構造的に連結が難しいという点だ。
この問題に対する解答の一つが貝合わせとなる。
ビジュアル的にも悪くないし、やってる雰囲気も作りやすい。
しかしながら、貝合わせの使用頻度は意外なほど少ないんだ。
以前研究したんだけど、貝合わせの頻度はだいたい中指を挿入するのに比べて4分の1ぐらいにおさまる。
その理由としては
・貝合わせは気持ちよくない(という認識が一般的である)のでリアリティを損なう
・男女セックスを模倣しているようでレズセックス層の需要と会わない
・体位がかなり限定されるのでレズセックスの幅が狭い
あたりが仮説として挙げられるね。
ともかく粘膜接触という点で貝合わせは有効な手段ではない。
こうした現状にレズセックス作家は創意工夫を凝らし、別の解答として用意されたのがふたなりと性具の使用だ。
ふたなりは設定的にだしにくい作品もあるけど、性具は現実にあるものだし、どんな場面でも扱いやすいだろう。スプレー缶とかを代用品に使うものもあったね。
私は「性具(ドーグ)だしてゴタゴタゆー前によォ!! てめーの”レズセックス”通ォーしてみろや!!!!!」
という昭和のヤンキーみたいな主義があるんだけど、ふたなりやディルドを使うのも選択肢としてはアリだと思う。
でも面倒なオタクとしては棒状のものを入れないとセックスにならないのか? って気持ちになるのさ……。
だからこそ、挿入以外の方法でお互いハッピーになる方法として両面ニップルドームという画期的なアイテムを考案した焔すばる先生は凄いんだ。
ローター、ディルドと性器への使用が主になるアイテムがほとんどのなかで、胸への攻めに特化アイテムでレズセックスを行う!
大げさに言えばレズセックス界におけるコロンブスの卵だよ、コレは。
先生は他の作品でも搾乳要素*4とか乳首攻めを盛り込んでいて今回のアイテムもそうしたプレイのために考案されたものだろうけど、触手とかハイテクSMマシンと違って現実にありそうな感じが絶妙だ!
と、いうわけでみんなもっと積極的に連結以外の道を探してみよう! プレイにおける選択肢を増やすことは作品の幅を広げることにも繋がる!
みんなでレズセックスを拡大だ!!!!
ここが百合だよ!貞子vs伽椰子-男キャラはみんな死ぬ
女同士の睦みあいは無論百合だけど、女同士の潰しあいも当然百合だ。
女二人が戦う映画と聞いて黙ってはいられない! というわけで先日「貞子vs伽椰子」を観に行った! さだかやって表記するとまさしく百合になるね!
貞子はもはやテレビから出てくるのが特技の愉快なお姉さんみたいになってるけど、この映画で本領発揮はできたのだろうか?*1
すでに公開が終わってる地域もあるっぽいけど気にせず感想をくっちゃべっていくぞ!
私の感想はホラーに明るくないクソ雑魚ビビリのアレなんで先行して百合ポイントを挙げていくよ!!!!
1.主人公、有里とその親友夏美
開幕の授業のシーンでもたれ合いながら居眠りしていたりするところから始まって、そこから仲睦まじい様子をたびたび見せるよ!!!!!!
呪いのビデオを見てしまって死の恐怖に二人で耐えたりするのもいいよね!
【ネタバレにつき反転】そして終盤になると夏美のために呪いを引き受けようとする有里や、有里に自分の死にざまを見せつけようとする夏美も拝めるよ!!!!!!!!!
死にざまを晒すってのは、相手に消えない傷をつけようとする行為だから実質レズセックスだよね!!!
2.貞子に呪われた有里と伽椰子に呪われた鈴花
お互い呪われた身で引き合わされた二人、有里は大学生で鈴花は高校生だ。年の差のせいか、有里は鈴花を気遣う描写が多いし、そういう命の危険に直面した状況で何も起きないはずはなく……。
【ネタバレにつき反転】なにもおきないよ!! でもどちらかが死ななければいけない状況でも有里は命を投げ出したし、それで鈴花を守ろうとしたのは紛れもなく百合だね!
夏美の呪いを引き受けようとした場面といい有里は意外と思い切りがいい人みたいだね。そういう性格ならいざというとき躊躇いなく告白したり押し倒すことだってありえることなんだ!!! 生きのこっていれば……
3.貞子vs伽椰子
子持ちの人妻と超能力者っていう悪魔のリドルみたいなCPの闇鍋感!!!
二人の予想もつかない戦いは熾烈を極め――
【ネタバレにつき反転】
最終的には融合して一つになるぞ!!!
ブリセラ*2といい、最近は融合がトレンドなのかな?
4.男がみんな死ぬ
ホラー映画だから男女の区別なくガンガン死ぬけど、主要な男性キャラは皆殺しだよ!
デストロ246だね!!!!!
と、まぁこういうわけで貞子vs伽椰子は百合映画といえるよ!!!
以下、クソどうでもいいおまけ(全編ネタバレの感想)
「貞子vs伽椰子」というタイトルといい、聖飢魔Ⅱがメインテーマを手掛けていることといい、さだかやがSNSしてることといい、どう考えても悪乗りで作った感のある映画ってイメージだった。
ただ、自分がビビリだったこともあって、伽椰子の呪いの家なんかは中々ビビったし怖かったと思う。貞子パートはやっぱり有名になりすぎたのと、やってることが異音と髪の毛ぐらいだったから、怖さは今一つだったろうか。
先に書いたようにホラーに登場する女の子というのは妙に百合っぽいイメージがあって、やっぱりジャパンホラーの湿っぽい雰囲気と百合は相性がいいのだろうか?
まぁそれはともかくして、やはり盛り上がってくるのは異端の霊能力者『常盤経蔵』とその相棒である盲目の少女『珠緒』が登場してからだろう。とくに百合じゃないから
全然触れてなかったけど、ぶっきらぼうな経蔵と口の悪い珠緒の組み合わせはやたらと濃くて、中盤以降の展開をどんどん引っ張ってくれる。
「呪いには呪い」という発想で貞子vs伽椰子を実現させたのも彼で、正直その発想はギャグだと思ったし、実際貞子がテレビから髪の毛を伸ばして俊雄くんを退場させたシーンなんかは完全にギャグだった。
やっぱり怨霊同士の決戦とかそういう発想はゴジラvsメカゴジラとかそういう世界観のアレで、クライマックスでの対決は完全にホラー映画にあるまじきテンションの上り方だった。
そして収拾がつかなくなって融合したさだかやが降臨→聖飢魔ⅡがノリノリのEDテーマを披露という流れで、完全にホラーという大気圏を突破した感があったね……。
序盤、中盤と終盤のテンションがまったく違うから鞭打ちになりそうな感じだった。とはいえホラーしてるシーンはすごく怖いし、やっぱり戦わせるのがどう考えてもおかしいよなぁ!?!??!!となるよね。お友達や恋人と馬鹿笑いしに見に行くのが一番グッドな楽しみ方な気がするよ!!!!!!
仕事終わりにぼっち映画するもんじゃねえな!!!!!!!