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【百合ブログ】百合Edge R&D 

人間無骨のブログ。百合のレビューをする。 Twitter:@ZephyrMusician

悪魔のリドル-「人を二次創作へ駆り立てるものは何?」

今日はGLF!

最悪なことに俺は参加できなかったけど、みんなは両手いっぱいにあまるほどお宝を手に入れたものだと思う!

うらやましい!

 

ところで今回のGLFで特に多くのスペースを占めたジャンルがあることにみんなは気付いているかな?

 

そう、悪魔のリドルだ。

 

百合界隈では悪魔のリドルになりたい」という名言が飛び出すほど、一部では熱い視線を浴びている。二次創作も非常に活発だ。

今回は悪魔のリドルが何故こんなにホットなのかを考えてみよう。

 

まずは、まだ「悪魔のリドルってなに? なれるものなの?」という無垢な小学生みたいな諸兄のために簡単な説明をしておこう。

 

悪魔のリドルは2014年春に放送されたアニメで、今も月刊ニュータイプでは原作漫画が連載されている。漫画の方はコミックウォーカーで最新話と第一話が読める筈なので、流行に敏感な君は今すぐアクセスッ!!!!!

comic-walker.com

 

この悪魔のリドル、ファンからも結構イロモノ独自性あふれる作品として扱われている。上のリンクを見ればわかるけれど、かなりブッ飛んだ設定だ。

「クラスメート全員が暗殺者」というのこれまでの百合漫画では決して拝めない文字列だろう。

 

そういうワードに惹きこまれるのなら期待していい。

この作品は「これまでの百合になかったもの」をまとめて鍋にブチ込んでグツグツ煮た百合闇鍋だ。

とにかく「暗殺者ってなんだっけ?」と思うほど、異様に「濃い」キャラクターたちが現れては消えていく。

 

「歳を取らない難病に侵された推定100歳以上の少女」

だとか

「21世紀の切り裂きジャックと呼ばれるレズのサディスト」

だとか

「最強を目指すサイボーグお嬢様」

だとか、一人で主役を張れそうな設定ドカ盛りの暗殺者が1つのクラスに詰め込まれているのは壮観極まる。しかも大体使い捨て!

 

しかも全員にカップリングがあるという豪勢さ!「一人あまる」なんて言葉は、悪魔のリドルにとって無縁である。

 

ここまで読んで勘づいているかもしれないが、悪魔のリドルは真面目でシリアスなバトル漫画……ではない。

「うわぁこんなんアリかよ」的なノリで力を抜いて笑いながら見るものだ。

「繊細さ」や「整合性」のようなものを期待するのはやめておいた方がいい。

多分楽しめない人は何一つ楽しめないと思う。

 

と、まぁざっくり説明するとこんな感じだ。

さらにぶっちゃけてしまうと悪魔のリドルは百合漫画と銘打っている(前述したようにカップリングもあらかじめ決まっている)ものの、百合描写は主役の二人以外、驚くほど少ない。本編でまったく絡みが無いカップリングまである。

 

しかし、その点こそが、悪魔のリドルの二次創作を活発にさせている。

人を二次創作に駆り立てるもの――

それは「原作に無いものが見たい」という気持ちではないか。

 

なぜ同人誌の需要の中に成年向けのものがあるのかといえば、それは原作にエロ要素が無いからだし、学園や現代パロディ、IF系については言うまでもない。

 

それと同じようにカップリング本も、原作では書かれていない二人の絡みが見たいという気持ちが同人誌を作ったり買ったりすることの原動力になっている。

 

二人の関係が想像を掻き立てるもので、さらに原作での「供給」が少なければ、自然とそのカップリングにハマった人間は自分でそれを創造し始めることを選ぶだろう。

 

今でも創作が盛んな「魔法少女まどか☆マギカ」なんかは分かりやすい例だと思う。本編で多く語られなかった「過去のほむらのエピソード」や、結局交わらなかった「杏子とさやかの関係」に胸を打たれた人は少なくない。

 

悪魔のリドルに関しては、「非常に濃いキャラクター」と「原作での供給のなさ」が化学反応を起こして、熱心なファンに同人誌を作ろうと考えさせたのだと思う。

 

さて、ここで実際にどれだけ悪魔のリドルが盛んに創作されているのかを示すデータをお見せしよう。

俺が勝手に覇権指数と名付けたものだ。

(数値はだいたい正確ですが、以下の記事はジョークです、念のため)

 

覇権指数は、ある同人即売会において、特定の作品がどれだけスペースを占めたのかを示してくれる。数値が高ければ高いほど、覇権ジャンルというワケ。

算出方法は単純明快。

(特定作品のスペース数)÷(そのイベントの総スペース数)

というものだ。

 

今回は比較対象として、

艦隊これくしょん艦これ~」(以下艦これ)を用意した。

 

早速覇権指数を計算してみよう。

 

コミックマーケットC87では、全34924スペース中、1840スペースが艦これだったとされている。

よって、これを計算すると――

 

1840÷34924≒0.052

 

となる。つまり、艦これコミケにおいては約5.2%を占めていたワケだ。

 

一方で今回のGLFでの悪魔のリドルはどうか。

今回のGLFでは約180スペースが存在し、その内14スペースがリドルだった。(ちなみにGLFでの艦これのスペース数は9)

すなわち――

 

14÷180≒0.072

 

である。悪魔のリドルはGLFで7.2%を占めていたと算出できる。

 

もうお分かりだろう

コミケで覇権ジャンルと謳われた艦これ138%の力を出さないと悪魔のリドルには匹敵しないのだ! スゴイ!

約40%増となると並大抵ではない。2014年に最も経済成長を遂げたエチオピアですら、その成長率は10%ほどだ。

悪魔のリドルの覇権力(はけんぢから)その4倍である。圧倒的だ!

 

どうだい!? みんなも悪魔のリドルになってきたくなっただろ!?

いてもたってもいられなくなった君は今すぐ円盤と漫画を買おう!

そして悪魔のリドル二期を信じつづけよう!!!!!!!!

頼むぜ角川!!!!!!!!