ここが百合だよ!貞子vs伽椰子-男キャラはみんな死ぬ
女同士の睦みあいは無論百合だけど、女同士の潰しあいも当然百合だ。
女二人が戦う映画と聞いて黙ってはいられない! というわけで先日「貞子vs伽椰子」を観に行った! さだかやって表記するとまさしく百合になるね!
貞子はもはやテレビから出てくるのが特技の愉快なお姉さんみたいになってるけど、この映画で本領発揮はできたのだろうか?*1
すでに公開が終わってる地域もあるっぽいけど気にせず感想をくっちゃべっていくぞ!
私の感想はホラーに明るくないクソ雑魚ビビリのアレなんで先行して百合ポイントを挙げていくよ!!!!
1.主人公、有里とその親友夏美
開幕の授業のシーンでもたれ合いながら居眠りしていたりするところから始まって、そこから仲睦まじい様子をたびたび見せるよ!!!!!!
呪いのビデオを見てしまって死の恐怖に二人で耐えたりするのもいいよね!
【ネタバレにつき反転】そして終盤になると夏美のために呪いを引き受けようとする有里や、有里に自分の死にざまを見せつけようとする夏美も拝めるよ!!!!!!!!!
死にざまを晒すってのは、相手に消えない傷をつけようとする行為だから実質レズセックスだよね!!!
2.貞子に呪われた有里と伽椰子に呪われた鈴花
お互い呪われた身で引き合わされた二人、有里は大学生で鈴花は高校生だ。年の差のせいか、有里は鈴花を気遣う描写が多いし、そういう命の危険に直面した状況で何も起きないはずはなく……。
【ネタバレにつき反転】なにもおきないよ!! でもどちらかが死ななければいけない状況でも有里は命を投げ出したし、それで鈴花を守ろうとしたのは紛れもなく百合だね!
夏美の呪いを引き受けようとした場面といい有里は意外と思い切りがいい人みたいだね。そういう性格ならいざというとき躊躇いなく告白したり押し倒すことだってありえることなんだ!!! 生きのこっていれば……
3.貞子vs伽椰子
子持ちの人妻と超能力者っていう悪魔のリドルみたいなCPの闇鍋感!!!
二人の予想もつかない戦いは熾烈を極め――
【ネタバレにつき反転】
最終的には融合して一つになるぞ!!!
ブリセラ*2といい、最近は融合がトレンドなのかな?
4.男がみんな死ぬ
ホラー映画だから男女の区別なくガンガン死ぬけど、主要な男性キャラは皆殺しだよ!
デストロ246だね!!!!!
と、まぁこういうわけで貞子vs伽椰子は百合映画といえるよ!!!
以下、クソどうでもいいおまけ(全編ネタバレの感想)
「貞子vs伽椰子」というタイトルといい、聖飢魔Ⅱがメインテーマを手掛けていることといい、さだかやがSNSしてることといい、どう考えても悪乗りで作った感のある映画ってイメージだった。
ただ、自分がビビリだったこともあって、伽椰子の呪いの家なんかは中々ビビったし怖かったと思う。貞子パートはやっぱり有名になりすぎたのと、やってることが異音と髪の毛ぐらいだったから、怖さは今一つだったろうか。
先に書いたようにホラーに登場する女の子というのは妙に百合っぽいイメージがあって、やっぱりジャパンホラーの湿っぽい雰囲気と百合は相性がいいのだろうか?
まぁそれはともかくして、やはり盛り上がってくるのは異端の霊能力者『常盤経蔵』とその相棒である盲目の少女『珠緒』が登場してからだろう。とくに百合じゃないから
全然触れてなかったけど、ぶっきらぼうな経蔵と口の悪い珠緒の組み合わせはやたらと濃くて、中盤以降の展開をどんどん引っ張ってくれる。
「呪いには呪い」という発想で貞子vs伽椰子を実現させたのも彼で、正直その発想はギャグだと思ったし、実際貞子がテレビから髪の毛を伸ばして俊雄くんを退場させたシーンなんかは完全にギャグだった。
やっぱり怨霊同士の決戦とかそういう発想はゴジラvsメカゴジラとかそういう世界観のアレで、クライマックスでの対決は完全にホラー映画にあるまじきテンションの上り方だった。
そして収拾がつかなくなって融合したさだかやが降臨→聖飢魔ⅡがノリノリのEDテーマを披露という流れで、完全にホラーという大気圏を突破した感があったね……。
序盤、中盤と終盤のテンションがまったく違うから鞭打ちになりそうな感じだった。とはいえホラーしてるシーンはすごく怖いし、やっぱり戦わせるのがどう考えてもおかしいよなぁ!?!??!!となるよね。お友達や恋人と馬鹿笑いしに見に行くのが一番グッドな楽しみ方な気がするよ!!!!!!
仕事終わりにぼっち映画するもんじゃねえな!!!!!!!